リーダーとマネージャ
リーダー
役割
チームを引っ張っていく存在。成功へ導く(リードする)人材。
チームを管理する立場のマネージャとは、役割は異なる。
場合によっては、「リーダーとしての能力」と「マネージャとしての能力」の両方が必要になる時もある。
求められる能力
発想力
- 価値を作り出す力
- ないものを作る力
- 人々を喜ばせるアイデア力
- 危機を回避する方法を考え出す力
- チームをどこへ導くべきか、その道筋を示せる
- 時間を有効に活用するための、時間配分能力
交渉力、説得力
「交渉の力」はもちろん、人々の気持ちを結束させたり誘導できる力
- メリット、デメリットを説明できる力
- 他人に協力を依頼できる力
- 人々から信頼される行動をとれること
- 相手を説得させる会話力、文章力
- チームメンバーを前向きな気持ちにさせる力
決断力
- 物事の方針、指針を決定する力
- その決断に対する、責任力
- リスクの分析力、それを回避する判断力
- 自分に対して厳しい判断を下せる勇気
業務の仕組み
リーダーはできるだけ多くの仕組みを作らなければならない。仕組みがあれば、リーダー個人に依存することのない強い現場ができる。
現場を強くするには一つ条件がある。自分にメリットがあると参加メンバーに感じてもらうことである。メンバーからの反発もあるだろうが、仕組みを定着させるには「やった方が仕事が楽になる」「スキルアップにつながる」などと感じてもらうことが不可欠になる。
マネージャ
役割
チームの状況を維持、管理する人材。
チームを目標へ引っ張るリーダーとは、役割は異なる。
場合によっては、「リーダーとしての能力」と「マネージャとしての能力」の両方が必要になる時もある。
求められる能力
現状把握能力
- チームが計画通りに進んでいるかを把握できる力
- 5W1Hを、意識できる力
問題解決能力
- 問題が発生した場合には、その原因を突き止める分析力、判断力
- 発生した個々の問題が、解決したかどうかを正確につかむ力。
- 発生している問題を、可視化、定量化し、チームメンバーに伝える力
- 想定外の状況になった時に、状況を元に戻すためのアイデアを出せる力
- 問題発生時に、チームをよき方向へ導くチームワーク力
- チームメンバーから報告をもらうばかりでなく、自ら問題を収集できる能力
目標計画力、実現力
- 計画立案時などに、実現可能な進捗計画や目標を立てられる力
- 求められる結果に向けて、全体を調整する力
- 過去の課題や反省を教訓にし、同じ過ちを繰り返さない力
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