生活便利情報館

普段の生活を、もう一歩快適で便利にするワンポイント

 

災害への準備・対応

停電時に注意すること

家庭内で注意する点

給水ポンプが電気で動く場合、停電時は断水する可能性があります。(特にマンションに多い)
また、断水後、濁った水が出ることがあります。これは、水道管のさびがはがれたものです。しばらく水を流し、さびが出なくなってから使用しましょう。

停電によって、換気扇が回らないため、ガスの取り扱いには十分な注意が必要です。
冷凍庫の食品は、保冷剤で囲んでおきましょう。短い時間であれば、保冷効果が継続されます。

熱を発する機械は、コンセントを抜いておきましょう。
停電終了し復旧したとき、思わぬ通電/スイッチオンにより火災が発生する恐れがあります。また不要な消費電力を防止できます。

明かりは懐中電灯で確保しましょう。ローソクの火などを使うと火災に発展する可能性がありますので避けましょう。

屋外で注意すべき点

停電になると、信号が消え、遮断機が作動しなくなります。
交通には十分な注意を。車やバイクの使用は控えましょう。

あらかじめ停電が予想されるときの注意点

停電したら、エレベーターに閉じ込めらてしまいます。階段を使いましょう。
停電に備えて、上記の注意点に備えましょう。

地震

火は無理に消さない

地震発生後すぐに火を消しましょう、といわれることがありますが、無理して消す必要はありません。
火のもとへ駆け寄ると、揺れによって油が跳ねたりしてやけどをしたり、結局逃げ遅れることがあるためです。
また、最近のガス調理器は、揺れを感知すると自動的に火を消す機能も備わっています。

余震について

大きな地震の後は、しばらくの間、余震が発生する可能性があります。
特に規模の大きい地震の場合、1年もの長い間にわたって、たびたび余震が続くこともあります。

余震の大きな揺れによって、建物のガラスが割れたり、物が落下するなどの事故が発生する可能性もあります。買い物などで外出する時は十分注意が必要です。
自宅にいるときも、大きな揺れによって物が落ちてケガをすることもあるので、被害を少なくするよう事前準備を整えておきましょう。

首都直下地震での水道復旧の話

東京都の想定では、首都直下地震が発生したあと、停電は6日でほぼ復旧する見込みだが、断水の復旧には1ヵ月かかるとしています。飲み水については井戸の存在や物資の支給などで、何とか確保できるとされています。しかし、生活用水としての水(風呂、トイレ、洗濯など)は、1か月先にならないと対応できないという想定になっています。

津波

海底で地震が発生したとき、比較的短い時間で津波が押し寄せてきます。
津波が地上に到達すると、時速およそ40kmの速さで進みます。
全力で走っても逃げ切ることはできません。

津波は、地上よりも川や水辺のほうがより速く進みます。
海から離れて逃げても、川が決壊して川からの津波に巻き込まれることがあります。

津波は、映画のシーンでよくあるように、高い波が一気に押し寄せることはまれです。
通常は、濁流の流れとともに一気に水面が上昇します。
津波は、横から高く押し寄せてくるというよりも、静かに下から上がってくる、という認識を持ってもよいでしょう。

大規模災害発生時の注意点

詐欺や強盗

災害時には、それに便乗した詐欺事件や、強盗事件も発生します。
周りに十分注意して行動しましょう。
停電などにより通信手段がなくなることが、犯罪者に有利な状況となってしまいます。

災害に備えて備蓄しておくとよいもの

やや長期間の避難生活に備え、以下の物をあらかじめ準備しておきましょう。

  • ラジオと、予備の乾電池
  • 懐中電灯と、予備の乾電池
    (LEDタイプの懐中電灯は、本体価格はやや高いですが、電池が長持ちできます)
  • 一人1日当たり、水1.5リットル
  • 1週間暮らせるだけの非常食
  • 歯ブラシ(歯磨きが長期間できないと、口の中に最近が増えて飲み込み、肺炎になるケースがある)

準備したものをひとまとめにし、リュックサックに事前にまとめておきます。
なお、荷物が重くなったりかさばりすぎると、素早く逃げられなかったり、体力を多く消耗することにもなりますので注意しましょう。
また、以下のポイントも参考にしてください。

  • 震災直後、単1、単2、単3の乾電池が瞬時に売り切れます。しかし、それ以外の種類の電池はすぐには売り切れません。したがって、乾電池で動作する機器は、単1、単2、単3以外にも、単4電池で動作するものを準備しておくと少し安心できます。

消防庁が発表している防災マニュアルも参考になります。

被災したときどうするか、家族で打ち合わせ

家族が離れ離れになることもあり得ます。今まで使っている電話やメールが使えなくなり、連絡を取り合う手段が失われることもあり得ます。
その時どのように互いに安否を確認するのか、様々な場合を想定し、事前にどうなったらどう対応するかを話し合っておきましょう。

 


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