乳幼児の育児
母乳育児
母乳と虫歯の関係
赤ちゃんに母乳を飲ませたからといって、虫歯になるというわけではありません。
虫歯になる大きな原因は、大人から口移しなどで虫歯の菌を受け入れてしまうことです。他にも、赤ちゃんの体質、糖分の取りすぎ、精神的ストレスも、直接的または間接的に虫歯の要因となります。
赤ちゃんと言えども、歯のケアを忘れずに行うことが大切です。
母乳と流産の関係
母乳を飲ませると流産になりやすいという噂があります。
しかし、母乳を飲ませたからといって、流産になるという医学的な根拠はありません。
なので、妊娠中でも遠慮することなく、母乳を与えて問題はありません。
断乳
母乳育児を行う場合、いつかは断乳する時が来るわけですが、それをいつにするかは難しい問題です。
自然と断乳になればよいのですが、ママが夜の授乳がつらかったり、また健康上の理由で母乳を与えることができない場合、早期に断乳に踏み切らざるを得ないこともあります。
赤ちゃんの栄養面では、無理に断乳をさせる必要性はないと考えられています。赤ちゃんが必要とするなら、母乳をあげ続けることは問題ありません。
原則として、断乳するのであれば、赤ちゃんが母乳以外で栄養が取れるようにしなければなりません。
断乳するときでも、いきなり断乳に踏み切ると、赤ちゃんにとっては強いストレスを感じます。
すぐに離乳食、粉ミルクだけで栄養をとれるようになれば問題はないのですが。
いきなり断乳するのではなく、赤ちゃんにいつになったらおっぱいをやめるのか、子どもに前もって予告するとよいでしょう。
「2歳になったら、ちょっとずつおっぱいは、なしにしていこうね」などとコミュニケーションをとりましょう。
また、断乳に先立って、授乳する間隔を開けていくとよいです。例えば、2時間おきに授乳しているのであれば、間に離乳食を入れるなどして4時間おきにする、慣れてきたらさらに6時間おきにする、というようにです。
おっぱいを急いでやめさせるのは、かなり難しいことです。
すこしずつでも期間をかけて、おっぱいに替わるものを見つけながら、断乳を進めていきましょう。
赤ちゃんのなめる行為
いろいろなものを判別する能力が身に付く行為であるので、なめても大丈夫なものをたくさんなめさせるとよい。
なめるのが上手な子は、ご飯も上手に食べられる傾向があるそうです。
赤ちゃんが泣きやむコツ
赤ちゃんの睡眠は、浅い眠りであるレム睡眠が大人の倍以上あります。そのため、ちょっとした刺激で目が覚めやすいです。
小さい子は、思い通りにならないと、泣いて表現します。
言葉をうまく話せず、また自分がイライラする気持ちを自分自身で解消できるほど成長していないので、時に激しさを増して泣くこともあります。
泣き止ませるコツとしては、場所を変えたり、目の前に興味のあるものをわざと見せるなど、気分を変えさせる方法が有効なことが多いです。
痛いのではなく、かゆくて泣くこともあります。
赤ちゃんは自分でかゆみを解消する方法を知りません。かゆそうなところを親がさすってあげたり、服のタグが原因になっていないか、確認してみましょう。
電車の中などで赤ちゃんがぐずったとき、お菓子をあげるとピタッと泣き止むことは多いです。でもそれが習慣化されると、電車に乗ったらお菓子が欲しくなって泣く、そうすれば親がお菓子をくれるから、という発想をするようになってしまうことがあります。こうなると、ぐずってほしくないという親の目的を達成できなくなりますね。
お菓子をあげて泣きやませるときは、他の方法を十分にためし、それでも効果がない場合に限って行うほうがよいでしょう。
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