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建物について

構造の違いによるメリットデメリット

木造

  • メリット
    • 木材は鉄やコンクリートに比べて軽く、建物の重量が軽く地盤への負担が少なくなります。
    • 加工が簡単で比較的自由な間取りができます。リフォームもやりやすくなります。
  • デメリット  
    • 腐りやすく、防腐・防蟻・防湿処理が必要になります。
    • 燃えやすく、防火対策と適切な換気計画が必要です

鉄骨造

  • メリット
    • 建物重量は、木造と鉄筋コンクリート造の中間ぐらい。
    • 住宅には、軽量鉄骨を使います。
    • 鋼材は強度が高く、工業製品のため品質が安定していて価格も比較的安価です。
  • デメリット
    • 火や熱に弱いため防火被覆が必要。
    • 錆に弱いため防錆処理が必要。

鉄筋コンクリート造り

  • メリット
    • 耐震性、耐火性、耐久性に優れています。
    • 自由度の高い設計に適応。
  • デメリット
    • 建物重量が大きいので大きな耐力の支持地盤が必要になる。
    • コンクリート強度により建物自体の強度が大きく違ってくるため、施工管理が重要になる。

太陽光発電

設置のポイント

効率よく発電するために、南面の屋根に設置するとよい。
南面の発電量を100とすると、東面と西面は83、北面は63。
発電効率や費用対効果の面で考えると、北面への設置はお勧めできない。

太陽光パネルに影がかかると、発電効率が落ちる。
設置時は問題なくても、数年後に高い建物が建ったりすれば、当初予想した発電量を確保できなくなることがある。

屋根の南面に設置した場合は、屋根の傾斜を30度にすると発電効率が高くなる。
20〜40度の傾斜であっても、30度の時の98%程度の発電効率は得られる。
一方、東面、西面に設置する場合は、屋根の傾斜が小さいほど発電効率は高まる統計上のデータがある。
(南面30度傾斜の場合に比べ、東面30度傾斜の発電効率は約83、東面0度傾斜の場合は88%)

太陽光パネルの寿命

太陽電池パネルの耐用年数は20年、直流と交流を返還するパワーコンディショナの耐用年数は15年ほどと言われている。
また、10年、20年長期保証とうたわれていても、別途有償のメンテナンスを受けなければ補償の対象外となる場合もある。

産業技術総合研究所の調査によると、住宅用太陽電池の導入事例のうち、13%が10年以内に交換している。
不具合や性能低下による買い替えも含まれているようだ。
http://eco.nikkeibp.co.jp/article/report/20101118/105293/

太陽光発電のデメリット

太陽光発電のメリットは世間で数多く語られていますが、以下のようなデメリットもあります。

  • 後で高い建物が建ってしまったために、想定していたほど電力を得られなくなった。
  • 屋内に設置した機器がすごく発熱し、その部屋が蒸し風呂のような状態になる。
  • 太陽光パネルの内側に鳥が巣を作ってしまい、フン害が発生する。
  • 「高額な設置費用は、電気を10年間売れば元が取れる」といわれているが、10年を過ぎたあたりから設備の故障、不具合が発生し始める。20年も30年も稼働させ続けるには、機器の補修費用などが掛かる場合もある。
  • 取り付け時に屋根を損傷していたことが数年後分かり、雨漏りなどが発生する

太陽光発電に関するデメリットはあまり語られないですが、後で損をしないよう、デメリットも理解しておくとよいでしょう。

カタログではわからないこともある

太陽光発電設備を比較するうえで、カタログの数値だけではわからないところを紹介してくれている記事です。
http://www.nikkeibp.co.jp/article/news/20110810/280553/

太陽光発電設備には変換効率というスペックがありますが、この数値は光の明るさ、時間、温度をある一定の値にした時の数値であるとのことです。
したがって、日照の状況や温度によっては、この数値通りにはならないということです。

他にも、太陽光パネルを屋根に設置すると、屋根が熱せられることがなくなるため、室内温度が低くすることができる、という効果もあるようです。

詳しいことは、上記の記事をご参照ください。

耐震性能

新耐震基準

新耐震設計法の施行は1981年6月1日。これ以降の物件なら安心というわけではない。
なぜなら、新耐震の適用は物件の完成日ではなく、建築確認申請日が基準となるためである。

地震に対する建築技術

耐震構造

柱、梁、壁を強固にして建物を頑丈にし、地震の揺れに耐えます。
建物自体の倒壊を防ぐが、建物や家具の損傷の可能性はあります。

制振構造

揺れを抑えたり、地震の揺れを打ち消すような仕組みを建物に設置することで、揺れを抑える。

免震構造

地面と建築物の間に、揺れを吸収する装置を組み込むなどして、地震の影響をなくします。
制振構造より、揺れを抑えるといわれていますが、費用も高額になります。

建物の形と揺れ方

建物の形によって揺れ方が変わることを書いた記事
http://kenplatz.nikkeibp.co.jp/article/mansion/20070412/506534/

階段

階段の踊り場部分に三角形の階段があると、階段の内側が狭いため降りるときに転倒しやすくなります。
また、三角階段の隅は掃除機でも吸い込みにくいです。

三角の階段を作らないようにすれば、階段の上り下りもしやすく、安心感も確保できます。
階段の掃除もしやすくなります。

ただし、段差の数が少なくなるので、階段の高さを上げたり、階段に使う面積を大きくとる必要があります。

階段の踊り場は、高さ4mごとに必ず設けなければならないと、建築基準法で定められています。

断熱性能

床暖房とエアコンの比較

床暖房は、床だけでなく、室内全体を均一の温度に暖めることができます。
一方エアコンは、風が吹く場所を中心に温度が変化し、部屋の中で温度のムラができます。

部屋を暖める速さについては、床暖房よりエアコンのほうがすばやく暖められます。
両方を併用すると、より快適な空間にできます。

アルミサッシの窓より、断熱効果のある樹脂サッシのほうが、断熱効果は高いです。

3枚引き戸

多くの場合、引き戸は2枚の戸で構成されています。
この場合、戸を外さない限りは、どうしても間口の半分は戸が塞いでしまうので、間口の半分しか開けることができません。

3枚引き戸にした場合、戸が増える分、戸の厚さだけ奥行スペースがとられますが、3枚の戸を重ねることで、間口の3分の2を開けることができます。
間口が広くなる分、出入りが楽になったりものを取り出しやすくなります。したがって、車いすでの出入りが楽になったり、効率よく押入れから出し入れができるようになります。

中古住宅

新築物件に対する中古物件のメリット・デメリット

新築・中古のメリット・デメリットのページを参照。

中古住宅の価格下落傾向

築0〜15年と経過するに従って、住宅価格は下落し、築16年ごろに新築の半額くらいに下落する。
しかし築16年以降は、それほど住宅の価格に変化は見られなくなる。

建て替えの条件

現在の建築基準法に照らし合わせると不適合な物件の場合、建て替えの際に建築面積が小さくなるなどの制約が発生する。
条件によっては、セットバックが必要になったり、そもそも建て替えすら許可されない条件の土地であるケースもある。

抵当権の解除

中古住宅を購入するとき、以前の持ち主がローンを組んでいると、その物件に抵当権が設定されている。
購入に当たっては、その抵当権を解除してもらったほうがよい。
抵当権がある状態で中古物件を買うと、抵当権を解除するためにローンの返済まで追うことにもなるので注意が必要である。

賃貸マンションの一室を分譲で中古販売

分譲中古マンションの謄本で、そのマンションの最初の所有者が個人となっている場合、そのマンションはもともと賃貸マンションであった可能性があります。
一般的に、賃貸用のマンションは、分譲マンションに比べて性能が劣ります。賃貸用マンションであるかどうか、場合によっては確認が必要になります。

リフォーム済み物件の注意点

リフォーム済みと表記がある中古物件の場合、単に壁、クロス、畳などに限定したリフォームなのかもしれません。
これは言ってみれば、表面的なリフォームです。
きちんと、床、お風呂、キッチン、トイレなどもリフォームされているのかどうか、リフォームの内容を確認しましょう。
これらがきちんとリフォームされていない場合、自分でするとなると200万以上かかる場合もあります。

 


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